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出生前診断とは?不安を抱える妊婦さんに必要なこと
第7回 2021/12/19放送
〜スペシャルインタビュー:クリフム出生前診断クリニック 胎児診断センター・胎児脳センター院長 夫 律子(ぷぅ りつこ)さん〜
出生前診断について
中村:最近「出生前診断」という言葉をよく聞きますが、具体的には検査によって何がわかるのでしょうか?
夫:多くの人は出生前診断について、「ダウン症かどうかがわかる検査」だと思われているようです。しかし実際には細かく分けると何百種類もの先天性の病気があり、ダウン症は出生前診断でわかるごく一部にすぎません。
中村:胎児の時点で先天性の病気を確認するためには、どんな検査を行なうのですか?
夫:私は超音波検査を中心にやっています。
中村:妊娠するとよく超音波検査をやりますが、それとは違うのでしょうか?
夫:妊娠したときに行う超音波検査は、おなかから赤ちゃんの心拍を見て、赤ちゃんが元気に動いていることを確認するためのものです。
出生前診断の超音波検査では、鼻の骨のでき方や、目の中のレンズを見て白内障がないか、発達していく脳に問題がないか、といった赤ちゃんの細かいところまでを見て診断をしていきます。
中村:妊娠すると精神的にも不安定になると思いますが、妊婦さんの不安を軽くするには何が必要だとお考えでしょうか?
妊婦さんの不安に対して正しい情報の提供が重要
夫:お母さんたちは、不安感からさまざまなことをネガティブに考えてしまうことがありますよね。
特に私のところにいらっしゃるお母さんたちは大きな不安を抱えた方が多く、そういった方々は情報を求めて色々なことを知ろうとします。ネットサーフィンしては「こんなことも起こるんだ」、「こんなお母さんの悩みもあるんだ」と、さまざまな情報を組み合わせて、どんどん自分の中で不安を作ってしまうのです。
そのようなお母さんたちには、正しいエビデンスをあげることが重要です。例えば赤ちゃんの「ここは元気」、「ここは問題ない」といった、実際に見た情報を与えるとお母さんはみるみる元気になっていきます。
漠然とした不安につける薬はありません。赤ちゃんは、お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんのいいところを受け継いで産まれてきてくれるんだということを、前向きに心に思い描いてほしいと思います。
※ラジオ番組「エレビット presents 大切なあなた」をもとにwebコンテンツとして再構成しています。
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Last Updated : 2022/Jan/27 | CH-20220126-01