トップ> エレビットpresents 大切なあなた>第6回 バービーさん 〜スペシャルインタビュー:独立行政法人 労働者健康安全機構 東京労災病院 産婦人科部長 太田 邦明さん〜
いつか妊活したいと思っている方へ〜結婚前から始まる体のケアについて伺いました
第6回 2021/12/12放送
バービーさん
〜スペシャルインタビュー:独立行政法人 労働者健康安全機構 東京労災病院 産婦人科部長 太田 邦明さん〜
中村:今回のゲストはお笑い芸人のバービーさんです。
バラエティー番組でよくご一緒させていただいていましたが、今はお仕事の幅がすごく広がっていらっしゃいますね。
バー:それまではお尻を出すことがメインみたいな仕事だったんですけど、2年ぐらい前から真逆のお仕事もするようになりました。
※女性の体に関するYouTubeでの情報発信や、体にコンプレックスを持つ女性のための下着の開発、地元である北海道夕張郡栗山町の町おこしなどに取り組んでいる。
中村:いろいろなところでバービーさんの文章や言葉を目にしますが、本当に響きます。
バー:本音を包み隠さず発言していく中で、ジェンダーの話や社会活動について話題にしていただくことが増えましたね。
結婚しようと思った理由
中村:バービーさんは今、確固たる地位を築き始めてすごくイキイキされていらっしゃいますけれども、プライベートでは4月にご結婚されましたね。結婚生活はいかがですか?
バー:現実もちらほら見えてきてはいるんですけど、まだまだ「幸せだね」って言える範囲ではいます。例えば毎日一緒にお風呂に入っていたけど、そろそろひとりでも入りたくなった。
ふたり:(笑い)
中村:今後のご家庭において、こうなっていきたいという理想はありますか?
バー:今は、彼がしたいような人生を生きられるようにサポートしたいし、私もやりたいことがたくさんあるので、「ふたりで自立しながらやっていける関係性」を続けていけたらなあっていう気持ちがあります。
中村:妊活の雑誌の表紙を飾られているのを拝見しましたが、妊活も始められたんですか?
バー:「妊活」っていう言葉が私の中で合っているかどうかわからないんですけど、「結婚」という形を取ると決めたきっかけは、「いつコウノトリさんがやってきてもいいよね」っていう話し合いがまとまったから、というのもあります。
中村:どちらかというと子どもありきでスタートした感じでしょうか?
バー:そうです。私はふたりだけの関係性だったら世間に公表する必要もないし、「事実婚でOK」ってずっと言ってたんです。でも私自身、「子どもが来てくれたらうれしいな」っていう気持ちが芽生えてきたことが結婚に影響したのかもしれません。
子どもが欲しいと思ったきっかけ
中村:それまでお子さんのことを考えたことはありましたか?
バー:考えたことない、というよりも子どもを持つことに悲観的でした。ずっと育てていかなきゃいけない責任感と経済力と時間。あと自分がやりたいことを達成できないかもしれないっていう不安があって。
中村:子どもが欲しいと思う具体的なきっかけはありましたか?
バー:意外と菊地亜美ちゃんの結婚と出産が私の中で響いてるんです。
あれだけバラエティーの第一線で活躍されていながら、家族への愛情を100%で表現しているところが「すごいな」と感じましたね。
同時に周りのお友だちが出産したりしていて、「今までと違う世界もいいぞ」と教えられました。
中村:ところで、バービーさんは独身時代から婦人科に通っていたんですよね。
結婚前から行っていた治療について
バー:生理が重くてクリニックは3つぐらい使い分けたりしていました。
ピルを飲んでいたんですけど、クリニックの定期健診で疾患がいくつか見つかって治療を始めましたね。
中村:妊活より前に検査できたのはよかったですね。
バー:私は「自分の体マニア」でいたいっていう気持ちがあって、ちょっと症状が出たら専門家に聞いたり自分で調べたりと徹底的にやりたいタイプなんです。だからすぐクリニックに行っちゃう。
でも、いろいろ話を聞くと健診に一回も行ったことがないって方もいるんです。
中村:特に若い女性にとって婦人科健診はハードルが高いですよね。診察台に上がることへの怖さや、実際なにをされるかよくわからない、という不安もありますよね。
バー:そう思って、私が診察台に乗って「こういうふうにやるんですよ」っていう紹介動画を撮ってYouTubeに出したんです。
中村:若い世代にはそういう情報が本当に助かりますね。
ある程度知識があれば、そこまでおびえずに早めに婦人科に行って対処しておけますよね。
バー:本当に早めがいいなと思います。
中村:卵子凍結もされたんですか?
卵子凍結の体験
バー:そうなんです。いろいろ疾患が見つかってから「これは子どもを作るのが難しいのかも」っていう現実にぶち当たって。
いろいろと調べていく中で卵子凍結っていう方法を見つけました。「そんな手があったのか」って思って、そこからすぐにひとりで取りかかりました。
中村:行動力がすごいですね。
バー:取り組んでいる間は「つらい」とか「なんで私だけ」とかそういう気持ちは全くなかったです。私、美容クリニックで顔の皮膚をめちゃめちゃ焼いたりするんですけど。
ふたり:(笑い)
バー:それに似た人体実験のような感覚で「卵子はどれぐらい採れるのかな」とか「どういうことをやるんだろう」とかそういう気持ちでしたね。自己注射も興味深くて。
中村:本当ですか?自己注射ってけっこう大変だと聞きます。
バー:子どもが欲しいっていう気持ちだったら、しんどかっただろうなって思うんです。でも、私は卵子を使うかどうかもわからないっていう状態で取り組んだので、まだ気が楽だったんです。
あと当時は30代前半で。そのときは結婚すると思ってなかったけれど、出産までのタイムリミットを感じながら「これ、焦ったほうが良いのかな」と思っている矢先でした。
卵子を凍結したら結婚のプレッシャーから一気に解放されて、やりたいことに100%臨めるようになりました。
中村:凍結した卵子があると思うだけで安心できたのかもしれませんね。
さて、ここで妊活中の体づくりについて専門の先生にお話を伺っています。一緒に見ていきましょう。
中村:バービーさんは妊活中の今、栄養面についても気にされていますか?
妊活に対するパートナーの協力
バー:はい。妊活で一番最初に始めたのがエレビットかもしれない。
中村:私もエレビットを飲んでました。葉酸や鉄分などマルチサプリになっているんですよね。
バー:夜寝る前にパートナーの「つーたん」が、エレビットとビタミンEのサプリと水を一緒に持ってきて、飲ませてくれます。
中村:なんて幸せな時間なんでしょう。
バー:私はいつも飲み忘れるので。
ふたり:(笑い)
中村:パートナーの方もすごく協力的ですね。
バー:そうですね。私のPMSがひどいときのケアもしてくれます。
私は「赤ちゃんを待ち望む活動や、生理に関してはふたりのことですからね」って伝えていて。「私は産んで育てることはやりますけど、それ以外のことはすべてお任せします」という感じでマネジメント全部をやってもらってます。
中村:女性ばかりがんばってしまうことが多い中、なかなかそういうカップルは少ないと思います。
バー:もしかしたらすごく我慢してるところもあるかもしれない。
ふたり:(笑い)
バー:お互い意見交換もすごくするんですけど、この間は私が言い過ぎて、彼が東京湾まで海を眺めに歩いて行っちゃったくらい。
中村:妊活のことでもめたんですか?
バー:育休の話でもめましたね。彼はサラリーマンなんですけど、彼の組織の中で育休を取ったことがある人がまだいないんですよ。
「ちゃんと取れる保障はあるの?」って聞くと「妊娠もしてないのに相談もできないよ」っていうので「今から組合闘争するぐらいの気持ちでちゃんと育休を取ってくれますか?」って言いました。パートナーは「それはできないけど、がんばる…」みたいな。
中村:すごく強くてたくましいですね。
芸能人で妊活休暇や育児休暇を取られた方もいらっしゃいましたけれども、バービーさんも考えていらっしゃるんですか?
妊活から出産後までの理想
バー:取りたいですね。出産後は産後院みたいなところでゆったりしたいって気持ちはあります。
中村:いいと思います。私1人目は33歳で産んで3人目は40歳で産みましたが、やっぱり産後が全然違います。人によると思うんですが。すごく楽しいんですけど今も2歳児を追いかけて毎日本当にぐったりです。
バー:えぇ、すごい!
中村:日本も産後のケアがだんだん発達してきましたよね。私の出産の時は聞いたことがなかったんですが、いつからか産後院に入る人も多くなってきました。
バー:そういう施設がもっと増えてほしいですね。
妊活中、仕事との付き合い方について
中村:事務所の方にも、今妊娠を望んでいますという話はされていらっしゃるんですか?
バー:すごく話してるし、妊活を考慮していただいた条件でやらせてもらっています。
この間も漢方をもらいに行ったときに、自律神経がすごく弱っているというか、「ガバガバですね」と言われて。
ふたり:(笑い)
バー:「自律神経はホルモンも司っているので、もっとリラックスしましょう」って言われたんですけど、お仕事してるとリラックスしているわけにもいかない瞬間ってたくさんあるじゃないですか。
だから、そのバランスをどう取っていくか、というのが今一番の課題かなって思ってます。
中村:ストレスをためないようにと言われても難しいですよね。
ストレスを軽減するために仕事を辞めたつもりが、それがストレスになる方もいらっしゃいます。
バー:そうですよね。でも、今は昔よりバラエティーもギスギスしてないし、穏やかな現場が多いんです。
「ちょっとやめてくださいよ!」みたいなハードなやりとりがないから、そんなに交感神経が「ガッ」って上がる瞬間もないっていうか。
中村:まさに今、妊活に適した時代ということかもしれませんね。
中村:今バービーさんがパートナーとの人生を充実させるために一番大切にしていることはなんですか?
バー:そうですね、今は授かったときのことを考えて、ふたりの時間を楽しむ、そのための準備をしています。
中村:想像するだけでも幸せそうですね。
バー:夫婦とはいっても「お互い自立した関係でいられるようにしようね」っていう約束をして結婚したので、もし赤ちゃんが来てくれたとしても、みんなが自立し合ったまま家族でいられるような関係が作れたらなと思っています。
「赤ちゃんへ最初の贈り物」、あなたは何をプレゼントしますか?
中村:父と母になると、妻と夫だったときとは関係性も変わったりしますが、事前に「妻と夫という関係性を大事にしましょう」という話し合いをするのは、すごくいいですね。
バービーさん、本当に以前よりもよりキラキラしていて、今日はお会いできて本当によかったです。
バービーさんへ、最後の質問よろしいでしょうか?
バー:はい。
中村:「赤ちゃんへ最初の贈り物」、あなたは何をプレゼントしますか?
バー:なんだろうな?もしかしたら「音楽」かなっていう気がしてます。
彼が、「エイベックス」大好きなので。TK(小室哲哉)の 曲なんかを聴かせたいですね。
ふたり:(笑い)
中村:バービーさん、今回は心が温まるすてきなお話をありがとうございました。
※ラジオ番組「エレビット presents 大切なあなた」をもとにwebコンテンツとして再構成しています。
人生最初の1000日
The first 1000 days
妊娠前からカップルで十分な栄養を摂ることで、
ふたりの間に生まれる赤ちゃんがより良い
「人生最初の1000日」を迎えることができます
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2022/Jan/25 | CH-20220124-26