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妊活に必要な栄養素は?どんなふうに摂ればいいですか?

第2回 2021/11/14放送
〜スペシャルインタビュー:管理栄養士 料理教室sazukaru代表 長有里子さん〜

妊活に必要な栄養素とは?

中村:妊活中はどのような栄養素が必要だと考えていらっしゃいますか?

 

長:妊活時に必要な栄養素はいろいろありますが、一番目に意識したいのが、「葉酸」という栄養素だと思います。
葉酸は、胎児の神経管閉鎖障害という先天異常のリスクを低減することがわかっていますが、神経管(胎児の脳と脊髄、中枢神経系にとても重要な器官)はだいたい妊娠7週目くらいまでに完成してしまうため、妊娠に気づいてから葉酸を摂り始めるのでは、ちょっと遅い場合があります。
そのため「妊娠したいなと思ったらすぐに葉酸を意識して摂ってくださいね」とお伝えしています。

葉酸を上手に摂るためのおすすめ食材とメニュー

中村:では、葉酸を摂るために、おすすめの食材やメニューを具体的に教えてください。

 

長:「葉酸」という文字を漢字で書くと、「葉っぱの酸」って書くんですね。ですから、緑色の濃い野菜に多く含まれるというイメージを持っておかれるといいかなと思います。
その中で、特に私がおすすめしている野菜は、ブロッコリーとほうれん草です。この2つの食材は1年中出回っていますし、冷凍野菜もあってスーパーで手に入りやすく、料理にも使いやすいという理由から「ブロッコリーとほうれん草を必ず冷蔵庫に常備しておきましょう」とお伝えしています。
野菜以外だと、納豆、海苔、ごまにも葉酸が豊富に含まれています。海苔を納豆に混ぜて納豆かけご飯にして、ブロッコリーのお味噌汁と組み合わせると、より葉酸が摂れるようになります。
ごまも非常におすすめです。ブロッコリーやほうれん草、青菜は、ごま和えにしてしまうのもいいですね。

 

中村:どれもおいしそうですね。
 

ストレスを感じないよう無理せず楽しく食事を

長:葉酸をたくさん摂ろうと、がんばりすぎてしまうとそれがストレスになってしまい、妊活によくない影響を与えかねません。
例えば、外食でラーメンとタンタンメンのどちらか選べるのなら、タンタンメンを選ぶとか、しゃぶしゃぶのタレはポン酢ではなくてごまダレにするとか、簡単な感じでいいと思います。
がんばりすぎず、おおらかな気持ちで栄養摂取に取り組んでもらいたいと思います。なるべくでいいので栄養バランスの整った食事を、夫婦ふたりで仲良く、楽しく、おいしくいただいてほしいですね。

 

中村:「仲良く、楽しく、おいしく食事を食べる」、ここ重要ですね。
食事で楽しい時間を共有して、それがよい結果につながっていくというのがいいですね。

※ラジオ番組「エレビット presents 大切なあなた」をもとにwebコンテンツとして再構成しています。

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Last Updated : 2021/Dec/6 | CH-20211206-85