香川 靖雄先生
女子栄養大学 栄養学部 教授
(女子栄養大学大学院,女子栄養大学短期大学部,香川調理製菓専門学校)
東京大学大学院 第二基礎医学 博士課程修了 博士。生体エネルギー学、人体栄養学、分子生物学を専門とし、栄養学に関する著書多数。 1996年4月紫綬褒章(第2552号)、2006年11月瑞宝中綬章(第11846241号)を受賞。栄養学に関するテレビ出演多数。
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妊婦の葉酸推奨量は食事だけでは満たせません。サプリメントが不可欠です。
最新の国民健康栄養調査(令和元年)では葉酸摂取量は妊婦で平均値243±79μg(中央値253㎍)、20-29歳女性で226±129㎍(中央値209㎍)に過ぎません。これは食事摂取基準に定める妊婦の葉酸推奨量480μgの約半分です。緑野菜等の摂取増加は過去数十年叫ばれてきましたが現実の葉酸摂取量は年々減少しています。そこで、食事摂取基準2020年版では「妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性及び妊娠初期の妊婦は、神経管閉鎖障害のリスク低減のために、 付加的に 400 µg/日の葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)の摂取が望まれる。」とサプリメント服用を明記しています。また、日本人には多くのビタミン・ミネラルが推奨量を満たしていません。そこでエレビットのような葉酸にさらに総合的に微量栄養素を加えたサプリメントの摂取が必要です。