
香川 靖雄先生
女子栄養大学 栄養学部 教授
(女子栄養大学大学院,女子栄養大学短期大学部,香川調理製菓専門学校)
東京大学大学院 第二基礎医学 博士課程修了 博士。生体エネルギー学、人体栄養学、分子生物学を専門とし、栄養学に関する著書多数。 1996年4月紫綬褒章(第2552号)、2006年11月瑞宝中綬章(第11846241号)を受賞。栄養学に関するテレビ出演多数。
トップ>葉酸サプリはどうして必要?>葉酸とは?必要な理由と摂取のポイント>葉酸知りたいこと100>葉酸と関連する先天性疾患とはダウン症ですか?
妊娠初期の葉酸摂取によって胎児の先天性疾患のひとつである「神経管閉鎖障害」の発症リスクが低減することがこれまでの研究でわかってきています。厚生労働省は「妊娠可能な年齢の女性に関しては、神経管閉塞障害の発症リスクを低減させるためには、葉酸摂取が重要であるとともに、葉酸を初めその他ビタミンなどを多く含む栄養のバランスがとれた食事が必要であること」※としています。
ダウン症も数多くある先天性疾患のうちのひとつですが、葉酸摂取によって発症リスクが低減できる疾患ではありません。
※「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」
平成12年.児母第72号・健医地生発第78号(通知)