トップ>妊活TOP>妊活中に知っておきたいこと>妊活の「悩み」に関するコラム>妊活ストレスをためこまない7つのしあわせ習慣 妊活ストレスを“ため込まない”しあわせ習慣を達人が伝授!
妊活ストレスを“引きずらない”しあわせ習慣を伝授
妊活卒業生&妊活中の女性150人に妊活ストレスについてアンケートを実施。回答をもとにストレスをため込まないためのちょっとした心がけについて、生殖心理カウンセラーの平山史朗さんと妊活コーチの松本亜樹子さんにアドバイスいただきました。
出典:『赤ちゃんが欲しいクリニックガイド2018』主婦の友社
妊活中に感じるストレス、かかえてため込んでいませんか?
妊活中に感じるストレスについて、妊活卒業生&妊活中の女性150人に聞きました。
妊活ストレスの主な原因はなんですか?
1位 将来が見えない不安
2位 パートナーとの温度差
3位 友人づきあい
4位 親など周囲からのプレッシャー
5位 仕事との両立
妊活中に感じるストレスについてのアンケートの結果、ダントツで多かったのがこのまま妊娠できないのでは、という不安。対人ストレスの相手はパートナーをあげる人が多数。
カチン!ときたら…まずは2〜3回、深呼吸
妊活中に、衝動的に怒りをぶつけてしまったこと。結果的に関係が悪化したこと。思い当たる人も多いのでは?
怒りから意識をそらして冷静になってみる
怒りの感情と上手につきあうための「アンガーマネジメント」では、「怒りのピークは6秒」といわれています。この沸点から意識をそらすためのテクニックとして、日本アンガーマネジメント協会のアンガーマネジメントコンサルタントでもある松本さんがすすめるのが深呼吸。
怒りの感情をなくすことは不可能で、その必要もありません。ただ、怒りにまかせた言動をとってしまって、後悔することは避けたいですよね。強い怒りでも6秒たてばおさまるので、冷静に考えて行動することができるようになるんです。
(松本さん)
怒りで反射しないために、その場でできることを
6秒間をやり過ごすため、できればくり返して2~3回、新鮮な空気をとり入れるとリラックス効果もあります。その場で呼吸をととのえるだけでもOK。
妻が感情的にキレているとき、ほとんどの夫は引いています。本当は怒りの裏にある悲しみをわかってほしいのに、夫には“怒っている”ということしか伝わらないんです。怒りの感情を上手に伝えるためには、まずは冷静になること。本当に伝えたい気持ちを言葉にしてみましょう。
(平山さん)
身近な人に「わたしメッセージ」を伝える
人は「こうあるべき」と思っていることが、相手と「違う」ときにストレスを感じます。それが「許せない」ときに、イライラが起きます。解決策の一つとして、「こうしてほしい」と、相手に伝えてみましょう。
会話は「わたし」主語にすると相手に伝わりやすい
会話は「あなた」主語ではなく「わたし」主語にすると伝わりやすいといいます。
「あなたは話を聞いてくれないね」ではなく、「わたしはさびしいから話を聞いてほしい」。身近な人にこそ、具体的に言葉にしてみて。
CASE:察してくれない夫
治療にまつわる痛みを説明しても、夫からは励ましの言葉もなし。つらさをわかってほしいだけなのに…。
→ 妻が「状況」+「こう感じる」を伝えると、夫も共感しやすい
たとえば「卵巣刺激の注射でおなかが張って苦しいの。問題ないからだいじょうぶと言われたけど、経験したことがない感じだから、不安になるの…」
<ポイント>
- 言葉にして伝える
- 共感、理解のひと言を
- 互いに感謝の言葉を忘れないこと
悩みは自分で解決するのがいちばんと思う男性は、突き放す言い方をしがち。『わたし』を主語に、状況と感情を説明してみて。
(平山さん)
夫婦で肩もみマッサージ。“愛情ホルモン”オキシトシン分泌を促そう
“愛情ホルモン”オキシトシンの分泌を活性化させるポイントは「ふれ合い」。習慣にしやすくおすすめなのが、肩もみです。
忙しくても肩もみならふれ合いやすい
肩もみで活性化するオキシトシンには、不安をとり除いたり、相手との信頼を回復させる効果があります。週末の恒例にすれば、忙しい夫婦がゆっくり会話をする機会にもなりそう。
日常的にハグをしない日本人カップルには肩もみがオススメ。妊活中は肩こりのひとも多く、もんでもらえば気持ちのコリもとれます。アタマではなく、カラダが感じる心地よさを大切にしましょう。
(平山さん)
妊活中にうれしい!“愛情ホルモン”オキシトシンの効果
- 脳、心が癒され、ストレスが緩和される
- 不安や恐怖心が減る
- パートナーへの愛情が増す
- しあわせな気分になる
など
アドバイス
生殖心理カウンセラー・平山史朗さん
不妊専門の心理カウンセリング機関「東京リプロダクティブカウンセリングセンター」代表。
著書に『妊活に疲れたら、開く本』(主婦の友社)
妊活コーチ・松本亜樹子さん
NPO法人Fine理事長。
自身の不妊治療経験をいかし、妊活コーチとして活動。著書に『不妊治療のやめどき』(WAVE出版)など。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2021/Dec/13 | CH-20211130-108