香川 靖雄先生
女子栄養大学 栄養学部 教授
(女子栄養大学大学院,女子栄養大学短期大学部,香川調理製菓専門学校)
東京大学大学院 第二基礎医学 博士課程修了 博士。生体エネルギー学、人体栄養学、分子生物学を専門とし、栄養学に関する著書多数。 1996年4月紫綬褒章(第2552号)、2006年11月瑞宝中綬章(第11846241号)を受賞。栄養学に関するテレビ出演多数。
トップ>葉酸サプリはどうして必要?>葉酸とは?必要な理由と摂取のポイント>葉酸知りたいこと100>葉酸代謝に関係するSAMとは?
正式名称を「S-アデノシルメチオニン」という、メチオニンとアデノシン3リン酸(ATP)から合成される物質で、DNAの形成をはじめとする、さまざまな生体反応でメチル基を渡す重要な物質です。
葉酸を十分に摂取すると、メチオニンは「MTHFR」酵素によって効率よく代謝され、ホモシステインが「SAM」に変化します。
しかし、葉酸が不十分だと「SAM 」があまり合成されなくなり、ホモシステインが多く蓄積されて、健康に悪影響を与える可能性が高まります。