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【看護師監修】妊婦はバストサイズが変わる!マタニティブラ選びの6つのポイント
妊娠中、お腹が大きくなるとともにバストもどんどん変化していきます。サイズだけでなく形も変化するため、妊娠中に今までつけていたブラジャーが合わなくなることもあるでしょう。では、どんなブラジャーをどのタイミングで選ぶとよいのでしょうか?マタニティブラ選びのポイントを6つご紹介します。
マタニティブラ 4つの種類と特徴
ハーフトップ
ハーフトップタイプは、タンクトップの上半分の形をした下着のことです。肩ひもが幅広いのでずれにくく、ホックやワイヤーがないため、締め付け感が少ないのが特徴になります。特につわりの時期や就寝時におすすめです。
また、フロント部分にスナップボタンが付いたフロントオープンタイプだと、産後の授乳が楽にできます。
ワイヤーブラ
ワイヤータイプは、バストをしっかり支えるためにカップの下部にワイヤーが入ったブラジャーです。
マタニティ用では、やわらかいソフトワイヤーを使用したものや、前中心の低い位置でワイヤーが止まっているもの、ワイヤー部分に厚手のクッションが入っているものなどがあります。通常のワイヤータイプよりもソフトな着用感でありつつ、安定感とシルエットを整える効果が期待できます。
ノンワイヤーブラ
ノンワイヤーブラは、ワイヤーの入っていないブラジャーです。ワイヤーはないものの、バストを支え、形を整える機能を持つものが多くあります。締め付けが少なく、適度なサポート力があるので、普段使いにもぴったりです。
授乳機能付きブラ
授乳機能付きブラは、授乳をしやすいようにフロントが開いたり、カップを簡単にめくれたりする機能を持つブラジャーです。妊娠中はバストサイズの変化が大きいため、妊娠初期や中期に授乳機能付きブラを買っても、産後には使えないこともあるので気をつけましょう。
失敗しないマタニティブラ選び 6つのポイント
1. ブラジャーの買い替えタイミングは初期・中期・後期
妊娠初期には、少しの締め付けでもつわりの症状がひどくなりやすいので、締め付けのないゆったりしたマタニティブラがおすすめです。
- 以前よりバストがきつく感じる
- わき側のワイヤーに当たる、違和感がある
- アンダーがきつい、圧迫感があって気持ち悪い
2. 刺激の低い素材でできているもの
刺激の低い素材で作られているかどうかもこだわりたいポイントです。夏場はたくさん汗をかくので、吸収性に優れた綿100%のものを選ぶとよいでしょう。
3. 固いワイヤー入りは避ける
バストをしっかり支え、形を整えてくれるワイヤー入りブラですが、その分、締め付け感がきつくなっています。
乳腺は、産後の授乳に向けて妊娠中から発達します。妊娠中期から透明から淡黄色の分泌物が出ることもあり、妊娠中はバストがデリケートな状態です。そのため、自宅にいるときは締め付け感の少ない、ノンワイヤーブラやハーフトップがおすすめです。
4. ホックが多く調整ができるもの
バストサイズがどんどん変わる妊娠中は、調節ホックが多いブラジャーを選ぶのがおすすめです。
5. 妊娠後期以降は授乳しやすさも重視
妊娠後期以降にマタニティブラを購入する場合は、授乳のしやすさを考えたブラを購入しておくと、長く使うことができます。出産後、授乳指導や母乳マッサージを受けるときにも、バストが全開にできる前開きのブラジャーがあると便利です。
6. セットで買いすぎには注意
3枚セットや5枚セットで販売されている授乳用ブラがありますが、妊娠中はバストサイズがどんどん変わります。実際に着けてみると、自分のバストに合わないタイプだった、ということもありがちです。お得だからとセットで買いすぎるのには注意しましょう。
自分に合ったマタニティブラで、妊娠中の生活を快適に
妊娠中のバストは、単に大きくなるのではなく、産後の授乳に向けて乳腺が発達し、変化していきます。デリケートなバストを守るため、サイズの合ったマタニティブラを選ぶことが大切です。
選び方のポイントを参考に、快適に過ごせるマタニティブラを選びましょう。
また、妊娠中の体の変化について心配なことがあれば、かかりつけの医師や助産師に相談することをおすすめします。
この記事は2021年10月11日時点の情報です。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2022/Apr/5 | CH-20220328-12