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【看護師監修】妊婦さんの寝苦しさを軽減してくれる、クッションの選び方と活用法
妊娠さんは、つわりで目が覚めたり、夜中に足がつったりするため、眠りにくさ、寝苦しさを感じることも多いようです。そんなときにおすすめなのはクッションを使ってみること。妊婦さん用のクッションは数多く販売されていますが、どんなタイプを選べばいいのでしょうか?クッションの選び方や使い方を詳しくみていきましょう。
快適な睡眠のために必要な3つの条件
- 寝返りしやすい
力を入れないと寝返りが打てず、寝返りのときに痛みを感じる状況では、睡眠を妨げてしまいます。楽に痛みを感じることなく寝返りが打てれば、よりよい睡眠がとれるでしょう。 - 自然な寝姿勢が保てる
おなかが大きくなってくると、圧迫されて仰向けで眠りにくくなります。なお、妊娠後期にあおむけでずっといると仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群を起こす可能性が高まります。そのため、妊娠中期・後期は横向きに楽な姿勢で寝るのがおすすめです。 - 入眠時に心地よくリラックスできる
ベッドに寝たときに心地よく、リラックスできると、寝つきがよくなると考えられます。季節に合わせた生地、手触りがよい生地の寝具は、心地よく眠る助けになります。また、睡眠時に守られているという安心感を与えてくれる、お気に入りの寝具もよいでしょう。
これらの条件を考慮しながら、いつもの寝具にクッションや抱き枕をプラスしてみましょう。
妊娠中の安眠に効果的なクッションの選び方
- 洗えるものやカバー付きのもの
クッションや抱き枕は、丸洗いできるもの、カバーのみ洗濯できるもの、カバーがなく本体も洗濯できないものがあります。毎日使うものですし、産後に赤ちゃんのお世話で使う可能性もあるので、清潔に使えるかどうかは選ぶ上で重要なポイントです。できるだけ丸洗いできるものやカバー付きのものを選び、定期的に洗濯するようにしましょう。 - 季節に合った生地のもの
夏にはサラッとしたもの、冬はフワフワで暖かいものなど、季節に合った生地選びは安眠の助けになります。季節によってカバーを変えるのもよい工夫です。 - 防ダニ加工のもの
クッションは湿気が溜まりやすく、ダニの温床になることもあります。アレルギーのある人なら、なおさら気をつけたいものです。防ダニ加工のクッションもありますので、選ぶときに機能を確認してみてください。また、天気のいい日には外で干して、十分に乾燥させるのもダニ対策として効果的です。 - 張りや厚みのあるもの
抱き枕や足の下に入れるクッションは、ある程度張りと厚みのあるものがいいでしょう。やわらかすぎると、体を預けたり足を載せたりするには頼りなく、期待する効果が得られない場合もあります。
お気に入りのクッションで妊娠中も快適な睡眠を
睡眠を改善するだけで、仕事や家事のやる気を維持できるなど、日常生活はぐっと快適なものになります。妊娠中は、意識的に安眠できる環境を整えましょう。自分に合ったクッションは安眠の助けになってくれるはずです。
クッションの使用や不眠について、疑問や不安なことがあれば、かかりつけの医師や助産師に相談しましょう。
この記事は2021年7月21日時点の情報です。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2022/Apr/5 | CH-20220328-12