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マタニティーブルーを乗り越えて幸せな子育てを
マタニティーブルーは実は怖くない?
妊娠後期になると、赤ちゃんに会えるという喜びが高まる一方で、出産や子育てへの不安が出てくる妊婦さんもいることでしょう。その中でも、もし自分がマタニティ―ブルーになったらどうしようと、出産前から心配されている人もいるかもしれません。出産後、少しでも安心して子育てができるよう、なぜマタニティーブルーになるのか、どのような状態になるのか、もしなったらどう対処すればいいのかなど、事前に知っておきましょう。
マタニティーブルーになるとどうなるの?
赤ちゃんが産まれると、通称「愛情ホルモン」と呼ばれるホルモンが増える影響もあり、お母さんは赤ちゃんが愛おしい気持ちでいっぱいになります。ところが、産後数日たつと、ネガティブな感情が生まれてくることがあります。これがマタニティーブルーです。その症状としては、気分が落ち込む、なぜか涙がでる、やる気が起きない、急に悲しくなるといったことがあります。
マタニティーブルーになる原因
「赤ちゃんが産まれて幸せいっぱいのはずなのに、どうしてこんな気持ちになるの」と心配になるお母さんも多くいることでしょう。出産後のお母さんが、マタニティーブルーになる一番の原因は、ホルモンバランスの変化です。さらに、慣れない育児での心労や、眠れなかったりして疲れがたまるといったことも影響して、起こるといわれています。
出産後、気分がほとんど変わらないというお母さんもいますが、実はマタニティーブルーになる女性は多くいます。だれもが経験することだということをわかったうえで、できるだけ気にしすぎないようにしましょう。
マタニティーブルーになったときの対処法
マタニティーブルーは、一時的なものであり、通常3~10日ほどで自然と治まることがほとんどです。深く考えすぎず、無理をしないようにして過ごしましょう。マタニティーブルーになっていると感じたら、睡眠不足にならないようにしたり、やる気がないときは家事を代わってもらったりと、家族に協力してもらうのもよいでしょう。
ただし、マタニティーブルーが続くと、それがいつの間にか産後うつにつながっているということもあります。産後うつの場合、産後2~3週間ほどで発症し、1ヶ月ごろがピークでその後数ヶ月も続くことがあります。育児に関する不安が増えて、育児が辛くなったりしたら、産後うつの可能性も考えて医師や助産師などの専門家に相談するようにしましょう。
まとめ
マタニティーブルーは、特別なものではなく出産後の多くの女性が経験するものです。ほとんどの場合、自然になくなりますので、考えすぎずに無理せず過ごすとよいでしょう。ただし、いつまでもマタニティーブルーの症状が続くと、産後うつである場合もあります。もし心配な場合は、医師や助産師に相談するようにしましょう。
この記事は2021年10月6日時点の情報です。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2021/Sep/30 | L.JP.MKT.CH.05.2021.2549