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妊婦の食生活が胎児に与える影響は?

妊婦さんの食生活を見直すことは、自身の体調を整えるだけでなく、胎児の成長に良い影響を与えます。では、もし食生活が乱れたら、母体や胎児にどんな影響があるのでしょうか?詳しく解説します。

妊婦の食生活が胎児に及ぼす影響


胎児の成長には、お母さんからの栄養の供給が必須になります。そして、それには栄養バランスのとれた食事が必要になります。

 

タンパク質

胎児の発育には、タンパク質が必要です。胎児は40週間の間に約3kgの体重になるため、タンパク質は十分とりましょう。
 

脂質

脂質は、胎児の脳や目の発達に不可欠です。しかし、少量で高カロリーなため、摂りすぎには注意しましょう。
 

糖質

糖質は胎児の主要なエネルギーです。脳が継続的に栄養が不足している状態でなければ、糖質が脳の唯一のエネルギー源です。摂りすぎると、妊娠糖尿病や肥満の元になるため、甘いものの食べすぎには注意が必要です。
 

鉄分

鉄分は、胎児の血液を作るのに必要不可欠です。ビタミンCと一緒にとると、吸収が良くなります。
 

カルシウム

カルシウムは、胎児の骨や歯の生育のために必要です。インスタント食品やスナック菓子などに多く含まれるリンは、カルシウムの吸収を悪くするため、控えたほうがいいでしょう。

食生活が乱れた場合の影響


妊娠中の食事は、とりすぎても足りなさすぎてもよくありません。栄養状態によって、下記のようなリスクがあります。

 

栄養が足りない状態が続いた場合
 

早産
早産は妊娠22週0日から妊娠36週6日までの出産のことです。この週数で生まれると、お腹の外の世界に適応できない可能性が高く、保育器に入ったり、人工呼吸器を付けたりして、適応できるよう助けてあげる必要があります。
 

切迫早産
早産になる危険性が高い状態が切迫早産です。
 

胎児発育不全
胎児発育不全は、子宮内で胎児の発育が障害され、週数相当の発育ができなかった状態です。
 

生活習慣病
胎児が大人になったとき、肥満や糖尿病、高血圧、高脂血症などになりやすいことがわかっています。これらは、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病を引き起こします。

 

栄養を摂りすぎている場合
 

妊娠高血圧症候群
妊娠高血圧症候群とは、妊娠中に高血圧(収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上)を認めた状態です。重症になると、胎児や母体に命の危険を伴う合併症を発症する可能性が高くなります。
 

妊娠糖尿病
妊娠中にはじめて発見された糖尿病が、妊娠糖尿病です。妊娠高血圧症候群や難産、巨大児などの合併症のリスクがあるため、血糖のコントロールが必要になります。
 

微弱陣痛(びじゃくじんつう)
陣痛が弱く、分娩が進まない状態が微弱陣痛です。分娩が進むように、陣痛を促す薬を投与したり、吸引分娩や鉗子分娩(かんしぶんべん)を行ったりするなどの対応が取られます。
 

巨大児
出生時体重が4000g以上の赤ちゃんを巨大児といいます。体が大きいため、産道を通り抜けにくく、難産になりやすい傾向があります。

妊娠中の食生活のポイント


妊娠中の食事は下記のポイントを押さえましょう。

  • 白米をしっかり食べてエネルギーを補給する
  • 不足しがちなビタミンやミネラルは野菜や果物でしっかりとる
  • タンパク質は、肉や魚、卵、大豆製品などからバランスよくとる
  • 牛乳や乳製品でカルシウムを意識的に摂取する

妊活中・妊娠中に必要な
\栄養、摂れていますか?/

お母さんの食事が胎児のからだを作る

胎児のからだは、お母さんが口にした食事で作られます。そのため、必要な栄養素を十分にとれる食事を心がけることが大切です。
栄養面で疑問や不安なことがあれば、かかりつけの医師に相談しましょう。

この記事は2021年10月6日時点の情報です。
 

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Last Updated : 2021/Sep/30 | L.JP.MKT.CH.04.2021.2486