妊娠する確率はさまざまな要因の影響を受けますが、食事、体重、喫煙、運動など、その大半は自分でコントロールできるものです。ベストな状態で妊娠するためには、これまでの生活習慣を変える必要があるかもしれません。
パートナーと妊娠活動をスタートするのに役立つ8つのヒントを紹介します。
自分自身の生活習慣を見直しましょう
ヒント1. 必要な栄養素を適切に摂りましょう。
新鮮な果物と野菜をたくさん含む、バラエティに富んだ、バランスの良い食事を心がけましょう。お母さんが栄養を十分に補給することは、赤ちゃんの人生のスタートに大変重要です。
アルコールやカフェインの摂りすぎ、リステリア菌を含むおそれのある食品(ナチュラルチーズ、生ハム、生卵など)は、妊娠に悪影響を及ぼす可能性がありますので注意しましょう。妊活中の栄養ページでもご確認ください。
ヒント2. 妊娠を計画したときからサプリメントを摂取してみましょう
妊娠中は、必要な栄養素が増える期間です。十分な栄養を摂ることは、お母さん自身と赤ちゃんの健康維持にとても重要です。
妊娠初期の数週間は、赤ちゃんの生命維持に必要な器官が形成され始めます。しかし、この時期には妊娠に気づかないことがあります。
必要な栄養素はすぐに蓄えられるわけではありません。また、食事だけで十分に摂取することは難しいのです。 そのため妊娠の1カ月以上前から妊娠時に必要な栄養素を含むサプリメントの摂取を開始することを検討してください。
※妊娠準備期間及び妊娠期間
ヒント3. 食品の衛生を心がけて健康を維持しましょう。
食品が原因の感染症を防ぐため、取り扱いに注意しましょう。台所用品や調理台を清潔に保ち、手洗いを徹底し、調理前の果物や野菜は十分に洗います。食品には十分に火を通し、適温に保存してください。
ヒント4. 運動を習慣づけましょう。
活動的な生活は、慢性疾患のリスクを減らし、健康状態を改善します。
日本産婦人科医会では、妊婦に適した運動として、母児が安全であること、運動効果が得られること、継続できること、楽しいことの4つの観点から、水泳・エアロビクス・ジョギング・サイクリング・ウォーキング・ヨガなどの運動を推奨しています。
ヒント5. 体重を管理しましょう。
妊娠に向けた取り組みの中では健康的な体重を維持することが大事です。体重は重すぎても軽すぎても、妊娠の確率が低下します。これはホルモンバランスの乱れが主な原因です。
身長に見合った理想的な体重かどうかは、体格指数(BMI)でわかります。体重(kg)を身長(m)の2乗で割って計算してみてください。
理想的なBMIは18.5~24.99です。体重を適正化する必要がある場合は、主治医にご相談ください。
ヒント6. タバコをやめましょう。
喫煙はさまざまな健康障害の原因であり、男女とも生殖能力に影響を及ぼす可能性があります。妊娠計画を好機と捉えて、二人で禁煙することを強くお勧めします。
禁煙のためのアドバイスやサポートが必要であれば、医師に相談してください。
ヒント7. ストレスを軽減しましょう。
ストレスを減らせば妊娠する確率が上昇します。
社会生活や妊娠に向けた取り組みによって、疲労やストレスを感じることがあるかもしれません。
ヨガ・太極拳・瞑想(めいそう)などリラックス法を取り入れてストレスを減らせば、妊娠する確率が上昇します。
ヒント8. 家族の病歴を確認しておきましょう。
妊娠を計画したら、家族の病歴を確認しておくことが重要です。将来のお二人や赤ちゃんの生活にも関係してきます。場合によっては、妊娠に向けて取り組む前に医療専門家と話し合い、妊娠や赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性のある要因を明らかにしておく必要があります。
最後にもう一つ
妊活を始める前にしておくべきことをリストにまとめました。この妊活前のチェックリストは印刷も可能ですから、よく読んで、健康的な妊娠の準備に役立ててください。
新しい命を授かるということは、妊娠を知った時からはじまることではありません。なぜならあなたには、妊娠の前にできることがたくさんあるからです。
エレビットは、よりよい形で赤ちゃんを迎えることができるお手伝いをしたいと願っています。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2024/Apr/25 | CH-20240424-11