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妊娠する前に準備しておきたい10のこと
妊娠前に確認しておきたい 10の項目
1.禁煙、禁酒をしましょう
妊娠の計画を立てたら、まずは禁煙をしましょう。できれば夫婦ふたりで取り組むのが理想です。喫煙は、そもそも健康に対して害があることは知られていますが、それだけでなく、男性女性問わず、生殖能力に影響を与える可能性があるといわれています。
禁煙が難しい場合は、医師にアドバイスしてもらうのもひとつの手でしょう。 飲酒に関しても、女性は妊娠を考えたときから授乳中にかけて、やめるのが賢明です。男性も、できるだけ飲みすぎないよう注意しましょう。
2.バランスの良い食事を心がけましょう
20~40代の日本人女性の約8割が、1日に350g以上という厚生労働省が推奨する野菜摂取量に足りていません。妊娠、出産するためには、お母さんが十分な栄養をとることを意識しましょう。1日の食事で、ご飯やパンなどの主食、魚や肉などの主菜、野菜などの副菜、牛乳や乳製品、果物をバランス良くとるように心がけることが大事です。
3.食べるのを避けた方がいいものを知っておきましょう
食べる量を減らした方がいいのは塩分、砂糖、飽和脂肪酸などを含んだ食品です。ナチュラルチーズや加工肉など、リステリア菌を含む可能性がある食品は妊娠した際に影響する場合もあるため、摂取を控えると安心です。
また、お茶やコーヒー、チョコレートなどにはカフェインが含まれているため、大量にとるのは控えましょう。
4.サプリメントを上手に活用して栄養を摂取しましょう
赤ちゃんが生きていくのに必要な臓器は、お母さんがまだ妊娠に気づかない時期から作られるため、妊娠する前から十分な栄養を摂取しておくことが重要です。もし、食事だけで十分な栄養を取ることが難しい人は、妊活を始める少なくとも1ヶ月以上前から、サプリメントを活用するとよいいでしょう。
その際、妊娠時に必要とされる葉酸や鉄などの栄養素をバランスよく配合したサプリメントを選ぶのがポイントです。
5.健康のために食品衛生を心がけましょう
食品を扱ったり調理をしたりする際に、感染症にならないよう注意が必要です。調理の際は手洗いをする、台所用品や調理器具などはアルコール消毒などを使って清潔に保つ、果物や野菜は調理する前にしっかり洗うことを徹底しましょう。
6.体重を管理しましょう
体重が多すぎても少なすぎても、ホルモンバランスの乱れが原因で妊娠しにくくなってしまいます。妊娠を考えているのであれば、夫婦そろって健康的な体重を目指しましょう。
理想的な体重かどうかは、体格指数(BMI)を見て判断します。BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割って算出したもので、理想的な数値は18.5~24.99の間です。体重が多い場合も少ない場合も、医師に相談して妊娠に適した体重管理を行いましょう。
7.ストレスを減らしましょう
妊娠する確率を上げたいのであれば、ストレスをできるだけ減らしましょう。しかし、家事や仕事、妊活をする上で、どうしても疲労がたまり、ストレスを感じる場面も出てくるかもしれません。そんなときは、ヨガや瞑想などを取り入れてみましょう。ゆったりとした呼吸でリラックスして行うことで、気持ちも落ち着きます。
8.習慣的に運動をしましょう
健康な体のため、そして慢性疾患の発症リスクを減らすためには、定期的な運動が有効です。日本産婦人科医会が妊婦に適した運動として推奨しているのが、水泳・エアロビクス・ジョギング・サイクリング・ウォーキング・ヨガなどです。妊婦でも安全で、楽しみながらできて継続しやすいので、妊娠前からとりいれるといいでしょう。
9.歯科健診を受け、口内の治療をすませましょう
妊娠を考えたら、ぜひ歯科健診を受診してください。妊娠中に歯周病合併があると、早産や胎児発育不全、妊娠高血圧といったリスクが高まるといわれています。また、妊娠すると唾液の分泌が減り、歯周病が増加する傾向もあります。早めに治療を行っておくほうがよいでしょう。
10.定期的な健康診断やブライダルチェックを受けましょう
妊娠を考えたら、赤ちゃんと夫婦の将来のためにも家族に病歴がないか確認しましょう。病歴によっては赤ちゃんの健やかな発育を妨げる要因にならないか、確認が必要となります。
また、現在もしくは過去に、家族が高血圧や糖尿病にかかっているのであれば、本人も検査が必要です。もし本人が高血圧や糖尿病の持病がある場合は、医師に相談して先に治療しましょう。
家族の病歴や持病のない人も、日ごろの健康状態は、かかりつけの医療機関があると把握しやすいでしょう。ぜひ、かかりつけの病院、クリニック、薬局などを見つけておきましょう。
また、妊娠を考えるにあたって、早めにかかりつけの産婦人科や不妊専門クリニックを探しておくことも大切なポイントです。
妊娠に影響する病気がないかを調べるブライダルチェックも受けることができます。病院やクリニックによって内容は異なりますが、採血検査、性感染症検査、女性ホルモン分泌検査、子宮の内診や超音波検査などが一般的です。
クリニックによっては、男性のブライダルチェックも受けられます。女性と同様に採血検査や超音波検査のほか、精液検査や視触診などを行います。
まずは相談という形で受診することも可能です。
まとめ
妊娠して赤ちゃんを産む、という大きな仕事を成し遂げるためには、お母さんの体が健康である必要があります。そしてそのためには、妊娠前の準備が必要です。今までの生活を振り返り、改善すべき点は改善することが、妊娠しやすい体づくりと、赤ちゃんの健やかな成長につながることでしょう。妊活を始める前に、ぜひチェックして、できることから実践してくださいね。
ご自身について気になることがあればかかりつけの医師に相談しましょう。
この記事は2022年6月24日時点の情報です。
Last Updated : 2022/Oct/6 | CH-20220620-15