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【看護師監修】母子手帳はいつどこでもらえる?いつまで使うの?

病院で妊娠していると診断され、市区町村の窓口に妊娠の届け出をすると、母子手帳がもらえます。正式には「母子健康手帳」と呼ばれるもので、妊娠中のお母さんや赤ちゃんの記録であり、出産から育児までのアドバイスが書かれた指南書でもあります。母子手帳はどのようなものか、いつどこでもらえるのか、どんなふうに使えばいいのか、いつまで使うのか、などみていきましょう。

母子手帳とは?

妊娠中や乳幼児期は、赤ちゃんが健康に成長していくための基礎作りとなる時期であり、母子の健康状態が急に変わる時期でもあります。そこで、お母さんと赤ちゃんの健康を守るために、母子手帳がつくられました。母子保健法第16条では「妊娠の届出をした者に対して、母子健康手帳を交付しなければならない」と定められています。

母子手帳の役割は大きくわけてふたつあります。ひとつは、妊娠、出産、育児期間を通して、お母さんと赤ちゃんの健康状態を記録して管理すること。もうひとつは、栄養や予防接種、育児のしおりといった、妊娠期から乳幼児期にかけて役に立つ情報が載っているため、子育てのガイドブックとして使えるというものです。さらに、妊娠中や出生時、誕生日などに、そのときの気持ちや体の様子を記録できる欄もありますので、あとから見返すことで子育て期を振り返ることもできます。

母子手帳はどうやってもらえるの?

医師に妊娠していると診断されたら、早めに市区町村に妊娠届を提出して母子手帳を受け取りましょう。

もらえるタイミング

医師から母子手帳をもらうように言われたら、早めに受け取りましょう。受け取るタイミングは、心拍が確認できるころから11週までが一般的ですが、産院や地域によってすすめられる時期は異なります。
なお、市販の妊娠検査薬で妊娠の判定が陽性になっただけでは母子手帳の手続きはできません。必ず医療機関を受診し妊娠の診断を受けてから、母子手帳を受け取りましょう。

※多胎妊娠の場合は赤ちゃんひとりにつき一冊受け取ることができます。

妊婦健診はどんなことをするの?服装は?費用は?

母子手帳は毎日持ち歩きましょう 

医師が妊娠中の経過を書き込む必要があるため、妊婦健診、健康診査、保健指導などを受けるときは、必ず持って行きましょう。また、外出先でなにかあったときには、かかりつけ医ではない医師に診てもらうこともあるでしょう。母子手帳があれば、それまでの経過がわかりやすく、適切な処置をしてもらいやすいので、外出時には必ず持ち歩くようにしてください。

出産後も、乳幼児健康診査や予防接種の際には必要となり、母子手帳を持っていることで、地域や企業などが行っている育児支援サービスなどを受けられることもあります。

妊娠中から幼児期にかけては特に、母子手帳と一緒に診察券やお薬手帳、筆記用具などが必要になることが多くありますので、母子手帳ポーチにセットにして入れておくといいでしょう。母子手帳ポーチはさまざまなものが販売されており、領収書やレシート、薬、エコー写真などを入れるスペースがあるものもありますので、使いやすいものを選びましょう。

母子手帳にはどんなことが書かれているの?

母子手帳の様式は、厚生労働省令で定められています。全国共通の内容と任意の内容があり、市区町村によって書かれていることが違います。

主な内容(共通)

お母さんの状態について:
妊婦の健康状態等、妊娠中の経過、妊娠中と産後の歯の状態、出産の状態、出産後の母体の経過など

赤ちゃんの状態について:
早期新生児期の経過、後期新生児期の経過、1か月~6歳児健康診査、予防接種の記録など

主な内容(任意)

予防接種、すこやかな妊娠と出産のために、妊娠中と産後の食事、妊産婦のための食事バランスガイド、育児のしおり、お母さん・お父さんの悩みや子育てに関する相談など、子育てのガイドブックとなる内容

母子手帳はいつまで必要?

母子手帳を実際に使うのは6歳児健診ころの小学生に入学するくらいまでです。しかし、入園や入学する際の健康診断の参考にもなり、予防接種の公的記録が記載されていることから、小学校入学以降も必要になることがあります。また、妊娠から出産、子どもの成長の記録をあとから振り返ることもできるので、ずっと大切にとっておきましょう。

妊活中・妊娠中に必要な
\栄養、摂れていますか?/

まとめ

母子手帳はお母さんの妊娠から赤ちゃんの成長記録にもなり、出産、子育てしていくお母さんの指南書にもなります。母子手帳をもらったら、ぜひ一通り目を通しましょう。また、医師に記録してもらうだけでなく、自分でも気づいたことをどんどん書きこみましょう。母子手帳は、出産が終わってからも長く使うものです。ぜひ大切に使ってください。
母子健康手帳についてわからないことがあれば、かかりつけの病院の窓口に相談しましょう。

この記事は2021年9月14日時点の情報です。

監修者

石橋 美沙さん

石橋 美沙さん

看護師
産婦人科領域にてこれまで20年間従事する。
10年前から現在において不妊治療領域に携わり、妊娠前から妊娠出産までをサポート。患者さんに寄り添った心のサポートを大切にしている。

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Last Updated : 2022/Apr/5 | CH-20220328-12