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40代での妊娠・出産。実際に経験したママ達の体験談
女性の20代~40代は仕事に結婚、そして妊娠・出産・子育てとライフプランで最も過密な時期です。そのタイミングは人それぞれであり、40代での妊娠・出産は年々増加しています。
しかし、40代での妊娠はなにかと心配な情報を耳にすることもあるでしょう。40代での妊娠・出産にまつわる疑問とその答え、そして実際に40代で出産された方からのコメントを見てみましょう。
40代での妊娠率は?
不妊治療を受けた場合の妊娠率を見てみると、30歳で28%、35歳で25%、40歳で15%、45歳で4%程度と年齢とともに妊娠率は低下します。
しかし、40代での妊娠率は低下するものの、2019年には5万人もの赤ちゃんが誕生しています。
40代での妊娠は高齢妊娠?
高齢妊娠とは、おおむね35歳以上での妊娠のことを指し、初産婦さん(初めて出産を迎える人)だけでなく経産婦さん(過去に出産の経験がある人)も含まれます。そのため、1人目でも2人目以降の妊娠でも、40代での妊娠は高齢妊娠になります。
高齢妊娠は、34歳未満の妊娠に比べてハイリスクです。胎児の染色体異常、妊娠合併症などのリスクが高くなることが知られており、総合周産期センターや地域周産期センターなど設備の整った病院での健診、出産が勧められます。
高齢妊娠・出産を体験したママ達の声
高齢妊娠・出産はリスクについてご紹介しましたが、実際に高齢妊娠・出産を経験された方のエピソードを見てみましょう。
出生前診断について
- 新型出生前診断(ママから採取した血液を使って、胎児の染色体異常を診断できる検査。13、18,21番目の染色体の数の異常を調べられる)を行った
- 妊娠初期に先天性異常の検査をすすめられ、それによって命の選択をするか、夫婦の決断を迫られる。私達の場合は、どの様な子どもでも産みたかったので、検査自体を受けない決断をしました。
- 妊娠中に、出生前診断をどうするか、とても考えた。心疾患の検査などは実際に受けた。
妊娠・出産の経過について
- 41歳での出産でしたが、お医者さんもびっくりするほど順調な妊婦生活で、出産も楽でした。
- 問題は特になしだったが、出産するまで流産や死産の不安を持ち続けた。実際は、スピード出産(陣痛から5時間)で子どもも異常なかった。
- 妊娠経過はすこぶる順調。骨盤位で帝王切開での出産でした。
- 妊娠中、出産時、出産後も何も問題なく、病院から高齢出産という言葉を一度も言われなかった。
- 出産に向けての体力づくりを頑張った。
- 妊娠高血圧症候群になり、急に症状が悪化して緊急帝王切開での出産になりました。
- 16週目で妊娠糖尿病となり、毎日血糖測定をしていた。測定も憂鬱だったが、血糖値コントロールがうまくいかずに悩んだ。
【対象】健康情報サービス「ルナルナ」ユーザー 2,959名
【方法】ユーザーアンケート調査(インターネット)2019年11月実施
リスクを理解し行動することが大切
40代での妊娠・出産は、不安や心配になりやすい情報が多いでしょう。確かにさまざまなリスクが高くなりますが、40代になったら全員そうなるというわけではありません。
リスクについて理解し、食事やサプリメントで栄養バランスを整える、睡眠を十分とる、ストレスを避けるなど、体調を整える意識が大切です。
そして、心配なこと、不安なことがあれば、かかりつけの医師に相談しましょう。
食事については、管理栄養士に相談できる窓口がありますので、「これは食べても大丈夫?」「食事内容はこれでいいの?」「毎日の栄養計算が難しい!」…など、妊活・妊娠中の栄養に関するお悩みの解決にぜひ活用してみましょう。
不妊症看護認定看護師を中心とした妊活の専門家にLINE、電話で相談できる「妊活コンシェルジュサービス」もありますので、妊活に悩んだら気軽に相談してみましょう。
この記事は2021年10月6日時点の情報です。
Last Updated : 2022/Oct/6 | L.JP.MKT.CH.04.2021.2482