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【エレビット】各領域エキスパート医師5名による意見交換会「多領域で紡ぐ母子の健康と栄養管理~最新の研究からみえてきた葉酸・鉄を中心とする栄養の可能性~」を開催
2025年1月10日
産婦人科・婦人科医師推奨No.1*のプレナタル**サプリメント「エレビット」は、2024年11月24日(日)に東京都中央区にて、産婦人科・小児科・脳神経外科・歯学科の専門医が葉酸・鉄をはじめとする栄養の重要性と課題について討議する「多領域で紡ぐ母子の健康と栄養管理~最新の研究からみえてきた葉酸・鉄を中心とする栄養の可能性~」を開催したことをお知らせします。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
** 妊娠準備期間及び妊娠期間
【意見交換会の概要】
プログラム:
総合座長 横浜市立大学大学院医学研究科 発生成育小児医療学 主任教授 伊藤秀一先生
プレゼンテーション1:「神経管閉鎖不全症~葉酸は妊娠がわかる前から必要~」
国際医療福祉大学 成田病院 脳神経外科 教授 下地一彰先生
プレゼンテーション2:「口蓋裂と葉酸摂取に関する知見」
大阪大学大学院歯科研究科 顎顔面口腔矯正学教室 教授 山城隆先生
プレゼンテーション3:「生殖医療におけるマルチビタミンサプリメントの必要性」
杉山産婦人科丸の内 院長 黒田恵司先生
プレゼンテーション4:「鉄を中心とした栄養と周産期における知見」
順天堂大学医学部附属病院 浦安病院 産婦人科 教授 牧野真太郎先生
プレゼンテーション5:「妊娠中の母親の葉酸血中濃度と乳児期の川崎病発症に関する知見-エコチル調査より-」
横浜市立大学大学院医学研究科 発生成育小児医療学 主任教授 伊藤秀一先生
(発表順)
【本意見交換会における討議の主なトピック】
神経管閉鎖不全症の診断・治療、患者を取り巻く状況と、国内での脊髄髄膜瘤の真の発症・出生率が減っていない現状をふまえ、妊娠前からの葉酸摂取啓発の重要性が再認識されました。
口蓋裂の発症率が比較的高いといわれており、その発症に葉酸の摂取量が関与していることがより明確になってきた場合、さらに妊娠前の葉酸摂取の重要性が広まるのではないか。
国内の大半の女性はビタミンDが不足しており、日光に当たることでビタミンDが体内で作られるが、積極的に屋外で運動している人でさえビタミンDが足りない状況です。妊娠初期からビタミンDを摂取するよりも、妊娠計画時から摂取する方が望ましいと考えられます。
母体と児の健康のために妊娠前から十分な葉酸と、鉄を継続的に摂取することが大切。特に、「産後うつ」は事前に防げる病気である可能性が出てきており、リスクとなる鉄欠乏、貧血をケアしていくことが重要です。
妊娠中期・後期の葉酸サプリメント摂取により、出生児の生後12か月までの川崎病の発症リスクが約30%減少するという研究結果から、妊娠中の全期間を通じた葉酸摂取を考慮してもよいでしょう。
多領域を代表するエキスパート医師から見た母子の健康と栄養管理への提言
多領域にわたって、葉酸・鉄・ビタミンDなどの栄養摂取による母体と児の健康に寄与する報告がされ、妊娠前・妊娠中に継続して摂取することのベネフィットには引き続き注目していく必要があります。
国内での妊娠前からの葉酸摂取の重要性の認知はまだ十分とはいえません。葉酸摂取についてはメリットが大きくデメリットはほぼ無いと言ってよいでしょう。多領域を横断して医療関係者から葉酸摂取の重要性を患者へ啓発していくことが重要です。
今回の意見交換会は、多領域の先生方により栄養に関する現状を共有し合った上で提言が行われ、非常に意義深い会となりました。バイエル薬品のエレビットは、今回のエキスパート医師らによる意見交換会を踏まえ、妊活・妊娠・産後期を通しての栄養摂取の重要性について、今後もさまざまな活動を通じて継続して情報発信していきます。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2025/Jan/10 | CH-20250109-09