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“不妊”は“カップル”で取り組むもの
吉田 淳先生

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※ バイエル薬品(株)から吉田淳 先生に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています。

“不妊”は“カップル”で取り組むもの。治療に全精力を傾けすぎず、息抜きの時間も大切に。

「これからの時代、男性不妊、女性不妊と分けること自体が間違っていると思います」そう話すのは、東京にある不妊治療施設 木場公園クリニック院長の吉田 淳先生。この真意はどういうことなのか、男女両方の不妊を診療できる日本でも数少ない生殖医療のエキスパートである吉田先生にお話を伺いました。

― ―吉田先生は女性だけでなく男性も一緒に、カップルを診察しておられます。それは、どんなお考えからですか?

今は、男性は泌尿器科、女性は婦人科で不妊の検査をするという流れが一般的です。でも不妊という症状は、カップルのお二人がいることでうまれるものです。そういった意味で、男性と女性の不妊を切り分けて考えること自体が間違っているのではないかなと思っています。私は産婦人科の専門医を取得して生殖医療の道に入りましたが、あるとき不妊治療中に旦那さんの顔が見えないことに気付きました。人工授精で持ち込まれる精子は見るけれども、旦那さんと会うことは非常に少ないというところに違和感を持ったわけです。そんな疑問を抱いていたとき、偶然、ある男性不妊の第一人者の教授に男性不妊について勉強してみないかと声をかけていただきました。最初は研修だけの予定でしたが、男性不妊についても専門的な知識を身に付けたいという思いが強くなり、外来を担当しながら特別大学院研究生として研究を行い、男性不妊で博士号を取得したのです。このような経緯で、カップル両方を診療できる施設として東京都江東区に木場公園クリニックをオープンして20年になります。
この20年間で約2万人の不妊手術をさせていただいており、世界トップレベルの不妊治療施設を目指したいという気持ちでずっとやってきています。カップルで治療を受けるものという意識のある方はまだまだ少ないのが現状ではありますが、やはり、一人の医師が女性の不妊症も男性の不妊症も両方診療できるということは意義的に大きいと思いますし、産婦人科と泌尿器科の垣根をなくし、連携することは非常に重要だと考えています。

― ―妊娠・出産を成功させるために、カップルが日常生活の中でできることとして、重要だと考えておられるのはどんなことですか。

良い卵子・精子を獲得するためには、良い卵子・精子を作り出せる体づくりが必須です。精子や卵子が作られた時のお父さんとお母さんの状態は胚に影響し、子供が大きくなった時の病気とも関連があるといわれています。この考え方から、まずは多角的にいい体作りをしないといけないと思います。例えば、運動、食事、睡眠、禁煙、禁酒など全てが大事です。運動であれば、軽めの運動がおすすめです。木場公園クリニックではストレッチ、トレーニング、リラクゼーションを1台でできる「パワープレート」と、血流を高めながら柔軟性を獲得できる「ホグレル」を使ってトレーニングをしていただいています。トレーニングをし過ぎると酸化ストレスが高くなってしまいますので、ご自身で運動をされる際には軽めの運動を週に2、3回するぐらいが良いでしょう。

― ―食事や栄養についてはいかがでしょうか。クリニックでは栄養解析を行っているとお聞きしましたが、栄養素をサプリメントで補充するコツなども教えてください。

体づくりの中で、栄養状態を整えることは大事な要素です。足りていないものを知って補充することは理にかなっていますし、摂りすぎもよくありません。木場公園クリニックでは栄養解析を行って、足りていない栄養素をサプリメントでおすすめする場合があります。栄養解析は経済的なご負担が大きくなりますので、来院される方全員に行っているわけではありませんが、卵子の質が悪い方、精子の質が悪い方、良い質の胚が出来ない方には解析させていただき、足りていない栄養素をサプリメントで摂っていただいています。どの栄養素が足りていないかは個人差がありますが、ビタミンB 群や鉄が足りていない人は多いと思います。
体外顕微授精で胚の質が良くなくて戻せない、胚盤胞もできないという状態で4ヶ月ほどサプリメントを飲んでいただいて採卵のタイミングを計っていたら、採卵前に自然妊娠したという方もいらっしゃいます。栄養はそれぐらい大事です。食事だけでは全部の栄養素をバランスよく摂るのが難しい現状の中、サプリメントは一つの有効な手段になります。ただし、エビデンスに基づいてサプリメントは飲むべきですので、何でもいいというわけではなく、慎重に選んでいただきたいとも思います。

― ―エレビットをおすすめしたいのは、どんな人ですか。

栄養解析をするほど卵子の質が悪かったり、胚盤胞がとれなかったりする方ではなく、いわゆる一般的な不妊にエレビットは良いのではないかと考えています。エレビットの成分を考えると、妊娠を希望している方に広くおすすめできます。また妊娠が判明した際に、もしエレビットを飲んでいないのであれば、すぐに飲み始めると良いと思います。エレビットには800㎍の葉酸が配合されているのも、おすすめしているポイントです。
エレビットの飲み方ですが、夜は会食があるなどして忘れることもあると思いますので、朝に決めて、忘れず飲んでいただくのはいかがでしょうか。もちろん朝昼晩1粒ずつ飲めたら、栄養バランス的には最高でしょうけれど、まずは、一日に3粒を忘れずに継続して飲むということが大事です。

― ―子どもが欲しいと考えて一歩踏み出そうとしているカップルに、メッセージをお願いします。

不妊の方が受けているストレスは、がん宣告をされた人と同じぐらいだともいわれています。それぐらい過度のストレスになりえますので、治療を受け始めても治療に専念しすぎないことも必要です。全精力を不妊治療に傾けたいお気持ちもよくわかりますが、是非少しの時間でもいいので趣味の時間を確保するなど、息抜きをしてみてください。また、近年はインターネットなどに情報が氾濫していますので、情報も腹八分ぐらいに留めることが良いでしょう。そして、何よりカップルが仲良く過ごすということが重要ではないでしょうか。その中で子供を作ろうかなという気持ちをお二人で持てると良いように思います。加えて、不妊だからといって不妊治療の専門施設に絶対来るべきだとは私は思わないです。これはカップルお二人の自由ですので、相談をしながら治療のステップや人生の過ごし方を選択していただきたいと思っています。お二人がよりよい選択ができるように、私たちは全力で情報提供とサポートをさせていただきます。

Dr.吉田のチェックポイント!

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   男性不妊、女性不妊と切り分けないで、不妊はカップルで取り組んで

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   良い卵子・精子、良い胚を作り出せるいい体づくりを!

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    運動、栄養療法は適切な取り入れ方が大事

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   治療ステップや人生の過ごし方は、お二人でよく話し合いながら

 

吉田 淳(よしだ・あつみ)先生プロフィール

吉田先生

医療法人社団生新会理事長・木場公園クリニック院長

 

愛媛大学医学部卒業。医学博士。産婦人科医・生殖医療専門医・臨床遺伝専門医・MBAを取得し、日本では数少ない女性不妊・男性不妊の両方を診察・治療できる生殖(リプロダクション)のエキスパート。平成11年 女性不妊と男性不妊両方を診療できる専門施設 木場公園クリニックを開設。令和1年11月11日茨城県つくば市にも2施設目となるつくば木場公園クリニックを開設。

 

 

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Last Updated : 2022/Aug/19 | CH-20220815-09