トップ>妊活TOP>医師による心とからだづくり講座>プレコンセプションケアって何?(プレ妊活):佐藤 雄一先生
妊活のためのカラダづくりをサポート!
今すぐ始めたい栄養摂取のススメ
佐藤先生に聞きました!
カラダ作りは赤ちゃんができてからじゃ遅い!?
いま話題の「プレコンセプションケア」って何?
妊活よりもっと前にしておくべきこととして、「プレコンセプションケア」というキーワードが、いま話題を集めています。「妊活に向けたカラダ作りに大切なこと」のようですが…。じゃあ一体、何をしたらいいの?
日本におけるプレコンセプションケアの第一人者、産科婦人科舘出張 佐藤病院の佐藤雄一先生に、詳しいお話を伺いました。
産科婦人科舘出張 佐藤病院 院長 佐藤雄一先生
この記事を読む際のポイント |
プレコンセプションケアとは 将来の妊娠を考えながら、自分のカラダやココロの状態を知り、日々の生活や健康と向き合うこと。10〜20代の女性でもいますぐ始めてほしいこと。 健康的な生活・妊活を行なう上で知って欲しいこと 健康的な生活習慣を身につけることが必要で、特に食生活の管理が重要ということ。そのために、オススメしたいのが、葉酸を含むマルチサプリメントの活用。 |
教えて、ドクター!
「妊娠しやすいカラダづくり」・・・だけじゃない!
プレコンセプションケアが重要なワケ
― ―最近、「プレコンセプションケア」という言葉を聞く機会が増えましたが、改めてどういうものか教えてください。
佐藤先生:
コンセプションは日本語で「受胎」、つまりお腹に赤ちゃんを宿すことを意味します。「プレコンセプションケア」は、この言葉が派生して、将来の妊娠を考えながら、自分のカラダやココロの状態を知り、日々の生活や健康と向き合うことを指します。
妊娠を意識している人はもちろん、いつか妊娠したいと思っている10代や20代の女性も、プレコンセプションケアを今すぐ始めてほしいと考えています。
― ―どうしてプレコンセプションケアが重要なのでしょうか?
佐藤先生:
日本は不妊大国といわれるほど、妊娠しにくい人が増えています。その原因の1つは、出産年齢の上昇です。加齢による卵巣機能の低下などで妊娠しにくくなるというのはよく知られていますよね?
現代では、女性も男性と同じようにバリバリ働くようになってきていて、その影響から不規則な生活習慣になっている女性が増えているのです。このことが「妊娠する能力」を低下させる要因になっています。
その状況で、赤ちゃんが欲しいと思った場合、どうしたらいいでしょう?不妊治療の技術はどんどん進歩していますが、できればそうした技術に頼らず、自然に妊娠・出産したいですよね。そんな時、プレコンセプションケアを早いうちから実践できていれば、将来的に不妊になるリスクも軽減でき、未来の赤ちゃんの健康を守ることにもつながるので、とても重要なことと考えています。
― ―プレコンセプションケアは具体的にどんなことをすればいいのでしょうか?
佐藤先生:
:日々の生活の中で自分を管理して、健康的な生活習慣を身につけることが求められます。具体的には、適切な食事・運動・睡眠という基本的な生活習慣を徹底すること。それに加えて、タバコを吸わない、アルコールを控えることなども大切です。
これらの中でも、特に重要なのが食生活の管理です。現代の日本女性は、1日の摂取カロリーが少なく、1日の平均量が1,500kcalです。厚生労働省のガイドラインでは30〜49歳の一般女性の推定エネルギー必要量が2,000kcalとされていますので、それを大きく下回っているのが実情です。当てはまる方の多くは栄養が不足している状態です。朝ごはんを食べなかったり、お昼はおにぎりやカップスープなど手軽なものですませたりしている人も多いのではないでしょうか。これでは健康的なカラダ作りは到底できないので、早急に見直しが必要な状況です。
ちなみに、ダイエットをしている人の中には、摂取カロリーが少ないのにやせないという人も珍しくありません。それはカラダの代謝が悪くなっているからです。また代謝が悪いと体温が低くなり、冷え症や生理不順などの不調に繋がることも。そんな悩みを抱えている女性も増えていますよね。
― ―食生活ではどんなことに気をつけたらいいですか?
佐藤先生:
まずは3食、バランスよくちゃんと食べること。特に肉や魚、卵などのタンパク質をしっかり摂ることが大切です。栄養は蓄えておけないので、朝昼晩と1日3食きちんと摂るようにしましょう。特に朝食は代謝を上げるためにもしっかり摂るようにしてください。
妊娠しやすいカラダをつくり、健康な赤ちゃんを産むためにも、妊娠前の食生活はとても重要ですから!
将来のために知っておきたい
妊娠前〜妊娠中の栄養不足は不妊や赤ちゃんの病気につながることも・・
― ―妊娠前の栄養状態が悪いと、どんな影響が出るのでしょうか?
佐藤先生:
やせている女性は、妊娠しにくい上に赤ちゃんが低体重で生まれやすくなることがわかっています。低体重で生まれてきた赤ちゃんは、将来的に生活習慣病などの病気にかかりやすいという報告もあります。
また、日本女性の多くは、タンパク質、葉酸、カルシウム、鉄、亜鉛、ビタミンDなど、カラダが必要とする栄養素が不足しているという調査結果も出ています。こうした栄養素が不足している状態では不妊や、妊娠できても流産、早産、胎児の発育遅延といったリスクを高める一因になってしまいます。
― ―妊娠を意識するようになったら、葉酸サプリを摂った方がいいという話を聞きますが、先生はどうお考えですか?
佐藤先生:
私の病院でも、不妊の相談で来られた患者さんや妊娠反応が出て診察に来られた患者さんには、必ず葉酸を含んだサプリメントを摂るように指導しています。葉酸はお腹の中の赤ちゃんの正常な発育に大切な栄養素ですが、食事だけで必要な量を摂るのは大変なんです。厚生労働省も、食事に加えて、サプリメントなどの栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂ることを推奨しています。吸収せずに体外に出てしまうことも考えると、多少多めに摂るようにする習慣をつけることが大切ですね。
― ―葉酸含有のサプリメントにもさまざまなものがありますが、選ぶときのポイントはありますか?
佐藤先生:
葉酸だけでなく、葉酸の働きを助けるビタミンB6やB12のほか、赤ちゃんの発育に必要な鉄分やビタミンDなども含まれているマルチサプリメントがいいですね。
― ―サプリメントはいつから飲み始めるのがいいですか?
佐藤先生:
プレコンセプションケアの観点から言えば、全ての女性に今すぐ飲み始めて欲しいですね。
中でも、妊活している人、近々妊娠したいと思っている人は、特に急いで飲み始めるようにして欲しいです。母体となる体内に栄養が十分に蓄積するには1ヵ月以上かかるので、妊娠してからでは遅いためです。
しっかりとした栄養状態を維持できれば、スムーズな妊娠・出産ができるだけでなく、産後や、さらにその先の未来の自分や赤ちゃんの幸せにもつながるはずです。
佐藤雄一先生 プロフィール
順天堂大学医学部大学院卒業。順天堂大学付属病院勤務を経て、平成12年より産科婦人科舘出張佐藤病院勤務。生殖内分泌や腹腔鏡手術が専門。医学博士、順天堂大学産婦人科非常勤講師、日本産婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医 など
未来の赤ちゃんのためにきちんと栄養を摂りたいと思っているアナタに!
あなたが、近い将来「赤ちゃんが欲しい!」と思うなら、今のうちから、妊娠に適したカラダ作りをして、良好な健康状態を保っておくことが大切。必要に応じてサプリメントを活用してバランスの良い栄養摂取を心がけましょう。
そんな時にオススメなのが「エレビット」。葉酸をはじめ、妊娠前の女性に必要な量の合計18種類のビタミン・ミネラルがバランスよく配合されているので、妊活の強い味方になってくれるはず!
日本人女性のことを考えて作られたマルチサプリメントで、全国700箇所以上の医療機関で取り扱いがある、安心して使っていただけます。
佐藤病院でも、「エレビット」を
患者さんにオススメしています!
エレビットは葉酸だけでなく、カラダ作りに大切なさまざまな栄養素が含まれている点がいいですね。葉酸も800μgと配合量が多く、特に妊活中や妊娠初期の人は、栄養不足のリスク軽減のために多めに摂れることがメリットになると思います。
海外の葉酸サプリは、錠剤が大きかったり臭いがあったりして飲みにくいですが、エレビットは小さくて無臭なので、飲みやすい点もオススメです。
赤ちゃんが欲しいと思ったら試して欲しい
**MAT Q4 2023 sales data based on value manufacturer’s selling price from Nicholas Hall’s global CHC sales database, DB6
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名 L.JP.MKT.CH.07.2018.0893
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2022/Aug/19 | CH-20220815-09